2018年1月2日火曜日

12/22〜23 日光

十二月二十二日

十二月二十二日。十二月二十二日ともなると、もうこれが日付を示しているのかどうか曖昧な表記になるな。


日光へ。念願の日光東照宮。念願だったとはいえ、見ものは三猿と眠り猫くらいかなと思っていたんだけど、甘かった。真冬の山の一角に、豪華絢爛極彩色の建造物たち。そしてそこに刻まれた、それはそれはたくさんの獣たち。その絢爛さたるやもはや異常なほどで、時間も気力もなくてほとんどお化粧もせずにここを訪れてしまった自分は消え入りそうなほど。彫刻の数は軽く五千を超えるらしい。全種類写真撮りたいと思ってたけど、さすがに無理だった。有名な三猿はやっぱり大人気だったし、とってもキュートでドラマがあった。あと、実物の象を見ずに、聞いた情報だけで描いたという象の彫刻も良かった。ほかにも、たくさんの鳥たち、干支の動物たち、猫、龍や獅子や麒麟などの霊獣たちなど、盛りだくさん。見上げすぎて首が痛い。動物たちに見下ろされる夢も見そう。


現在大規模な修繕が行われているところもあり、その途中の様子が一部見えたのも良かった。漆塗や箔押しなど着色の果てしない工程を紹介するパネルや、ひとつひとつの彫刻の色の指示する古い巻物みたいなのも展示されていた。これだけの建築、というか永遠の絢爛さ、を維持管理するのは生半可なことじゃないと思う。世界遺産だから残さねばならぬのは勿論としても、世界遺産になるまでも江戸時代からずっと廃らせまいとしてきたから世界遺産になったのであろうし、なんだかもう狂おしいものを感じる。


夜は鬼怒川温泉に泊まった。


















十二月二十三日

日光江戸村へ。行きしなに偶然、SLが走っているのを目撃した。初めて見るSLは触れそうなほどいっぱいの蒸気を従えてむこうから走って来て、汽笛のぽー、ぽ、ぽ、という音が誠実でかっこよかった。


日光江戸村も想像をこえる楽しさだった。大人でも一日はしゃげる。忍者が手裏剣を教えてくれたり、三味線も触らせてもらった。手裏剣は、実践を想定するとかなり難しいと思う。的が止まってるならまだいいけど、動き回ってる人間に刺さるよう投げるのはよほど熟練してないと絶対無理。ミスって敵の足元にコロンって落ちたりしたらめっちゃダサい。
















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