八月一日
夏だ、と思ったその日から、毎日にナンバリングをしていた。夏①、夏②、というふうに。それもだんだんぐだぐだになって今日が夏何だかもうわからない。八月になった。八月だ。八月一日。七月はどうだったか。ひと月前の七月一日には、早速花火をした。それから、ブッチャーズの『七月』を聴いた。そうして夏の、夏ポイントをためていく。夏らしいことをすればたまる。これからも夏ポイントをためていく所存。何ポイントたまったか、もはやわからなくなるくらいに。(たまったらどうなるのだろう)
八月一日は、雨。数えきれない程の粒。先月私は二十八になった。もうすぐ母が死んで丸三年になる。三年経ったからなんだというのだろう。わたしたちは数える。指を折ってかぞえる。指を折ることは掴むこと。すべてはなしてしまいたい。
べっとりと雨に濡れている。
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