2017年3月21日火曜日

日記

317日(金)

夕方渋谷で大学の友達に会う。ずっと恋愛や結婚の話で盛り上がりまくっていたのに、「デートで遊園地いくのいいよね」「でもお化け屋敷は絶対いやだ」という話の流れから、霊感の有る無しの話になり、最終的にガチな怪談話をして解散した。




318日(土)

前髪を切りに行くはずが、ダラダラしてしまう。私の前髪は、他の人の3倍くらいのスピードで伸びている気がする。




319日(日)

朝イチの家の用で休みをとっていた。午後は西荻のイベントに行った。ものすごい砂埃だった。砂埃ごしに穂村弘さんとPIPPOさんのトークショーを聞いた。谷川俊太郎さんの言葉の引用で、現代は詩が詩の中に無く、音楽とか、お笑いとか、まったく違うものの中に詩はある、というようなことが話されていた。ああそうか、と思う。

小学校のとき、詩人に憧れていたときがあったが、憧れていたあの頃ですらも、散文詩の在りどころはわからなかった。作っても、誰にも見せることはできなかった。勇気や覚悟が足りなかったのだとおもう。恥ずかしくはないが照れ臭い。詩はたぶん、文芸に寄り添っているだけで、文芸そのものではない。もっと感情的なこと。ポエみ。だとおもうから、それをそのままは照れ臭い。こころが、潔いまるはだかじゃなくて、なんか、薄いすける布だけいちまい纏ってる、みたいな。ポーズする照れ臭さ。全裸より、靴下だけ履いてたほうがエロいよね、みたいな、演出による恥じらい。そういうのを、あっけらかんと公開する勇気はむかしから無い。

だからちがうなにかの形をかりて詩をやる。言い訳をしなければ詩人になれない。短歌をやるのも、57577の型を借りて、なんてキレイゴトみたいに言ってたけど、要は言い訳かもしれない。

本当に勇気がないな、と思う。散文詩を書いてみるか。


イベントでは短歌の方数名とお会いする。

そのあと別の友人に借りていた本を返して、荻窪のtitleに行き、2冊買う。併設のカフェにもお邪魔する。アップルパイ美味しかった。


風呂に二度入っても砂にまみれている気がした。






320日(月)

夕方に仕事が終わったので新宿に寄る。駅前にいつの間にか桜の若い木が植わっていて、満開だった。TOHOシネマズで話題の『ラ・ラ・ランド』を観る。夢と現実と、現実と夢。夢を追うことを謳う歌に「狂気」という言葉が肯定的に出てきたのが良かった。狂気を肯定したい。私はずっとそれができないので。





321日(火)

久々に朝から大粒の雨。現場が近かったので自転車で走り出してしまったが、3分で後悔した。わたしも大概だけど、すごい雨の中、びしょびしょになりながら道の真ん中に座っている番いのハトを見た。怪我でもしてるのかなと思って近付いたら、2匹ともすくっと立ち上がって何事もなかったかのように飛び上がって仲良くどこかへ行ってしまった。大丈夫なのかな。びしょびしょのハトは髪型がワイルドな感じになっている。わたしは気圧のせいか、いろいろ状態がわるい。





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