2016年4月3日日曜日

ひとりごと

きょう電車の中に、独り言なのかこっちに話しかけてるのか、よくわからないけど隣でこっち向いてずっと愚痴のようなことを喋ってくるおじさんがいた。 
怖いし、聞いてやる義理もないと思い必死で無視していたが、どうにも聞こえてきてしまうのが憎たらしい。しかもおじさんの言ってることはめちゃくちゃで、「いやぁ、3時から6時までサービス残業させられたよ、2時間もだよ?!こっちはボランティアじゃないっつうのにな。参っちゃうよな〜」とか言っていて、それは、素でまちがえてるのか、リアクションほしさにつっこみどころを残してるのかなんなのか、意味がわからない。まったく掴めず、うるさいし、どうしたらいいかわからないし、そこまで文句言ってるのに1時間短く勘違いしてるの随分おめでたくない?!とも思ってかなりもやもやした。その上、事情を知らない他の乗客が、隣で親しげに女に話しかけてるのに全力で無視されてるおじさんと、親しげな距離にいるひとを完全無視してる女を交互に見比べて目をまるくしたりしてるので、全然落ち着かない。もういっそ無視をきめこむのをやめて、なんかしらのつっこみというか、注意をしたほうがよいのではないかと考えたが、残念ながらおじさんは、いざ口をはさむ隙もないくらいずっと1人で喋る喋るしゃべり続ける。
仕方がないのでもう諦めて心を無にし、ねこ画像とかを検索して見ていたが、おじさんはそれに気付いたのか、「猫!猫はね、臭いんだよ。俺んちの裏の桜、あそこの植え込みあるじゃん。あそこに糞尿を垂れ流すんだよ」といってきて、わたしの心は折れ、おまえんちの裏の植え込みの存在とかしらねえよ、と思いながらさすがに席を移動。少ししてちらっと見たらめちゃくちゃ迷惑そうな顔をされてしまい、いよいよわけがわからなかった。

世の中いろいろな人がいるので、べつになんだというわけではないのだが、あまりにも微妙な出来事だったなあという、わたくしのひとりごと。