2015年1月18日日曜日

ネネ

もう25歳だけれども「学生さんですか」と聞かれた。嘘だけれども「はいそうです」と答えたら「大人っぽいですね」と言われた。
わたしったら年々こどもっぽくなっているような気がする。このあいだふと、ねむることをネンネと言ってみた。とても心地よい気がしたけれど全く眠れなかった要するにわたしは大人なのだけれど、大人の世界が憎いのだ。


2015年1月17日土曜日

話をきいてやってもいいよ

知らないねこを一度だけ撫でたらすりすりすりすり甘えてきてこのままではいずれわたしたち絡まってしまいそうと思いその場を去ろうとしたのだがねこはどこまでもどこまでも追いかけてきた。そのうちただ後ろをついてくるのではなくわたしの行こうとする方向に先回りしては振り返りニャー、またすこし先へ行ってはニャーと何かしらの主張をしてくるのだった。わたしは半年ほどうちに居候して突然いなくなったねこの事を思い出して寂しくなり目の前にいるねこのもとに座り込み頭を撫でネエあなたわたしのねこのこと知っている?と尋ねた。ねこはわたしの目をしばらくじっと見つめたあとわたしの膝に前足2本をのせ膝に添えていた私の左手をペチペチとやさしく肉球で叩いた後ゴニョゴニョいいながら何処かへ歩いて行った。しばらく追いかけたがねこは一度もふりかえることなく草むらにまぎれ誰かの家の塀を登りわからないところに行ってしまった。励ましてくれたのだろうか。つれない人間ですまないと思った。