2014年11月27日木曜日

ミルミル

弟がミルミルという飲み物を絶賛していてしきりに勧めてくるので久しぶりに飲んだ。
小さい頃はよく飲んでいた気がするがいつの間に存在すら忘れていた。
手に持ると「ミルミルってこんなに小さかったっけ、いやわたしが大きくなったんだな」っていう大人になってしまった自分をしみじみ感じるイベントがすぐに執り行われて瞬く間に終了した。たとえば通っていた小学校を久々に訪ねて「こんなに校庭狭かったっけ」云々の場合だったらもう少し尺のあるイベントになったと思う。それは校庭とミルミルの差である。

味の方もほとんど覚えていなかったが、決して甘くはなく、しょっぱい系でもすっぱい系でもなく、濃くも薄くもない、やりたい事とか特にない持て余した大学生の午後4時みたいな味がした。

ところでわたしはミルミルのような乳酸菌飲料のパッケージにありがちな「6億の乳酸菌が生きたまま腸ではたらきます」みたいなアピールコメントがすごく苦手だ。
たとえば駅で集合した大勢の登録アルバイトが派遣先の工場までぞろぞろ歩いていって集団労働をするみたいにして、自分の腸のなかに6億の乳酸菌がぞろぞろ来て集団労働しているかんじを想像してしまうからだ。
ミルミルにもそのようなことが記載されていたのに飲み終わってから気付いてしまい、以来、お腹の調子がすこし変だ。




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