2014年11月11日火曜日

サービスカウンター/店内アナウンス

徹夜明けで朦朧としていたが多肉植物の土を求めてホームセンターに行った。自分で見つけ出す体力がなく店員さんに問い合わせるも眠くて呂律がまわらず「たにくちょくぶつのちゅち たにくちょくぶつのちゅち…?」とめちゃくちゃに噛み倒した。数回言い直したけどぜんぜん上手にいえなくて、大人気ないがその場で号泣しそうになった。店員さんは察してすぐに取りに行ってくれたのだけれど、よく考えたら既に昨日別の店で購入してあることを突然思いだし、慌てて逃げだしてしまった。


こんな情けない出来事はできることなら人生の記憶から切り取って捨ててしまいたいような気持ちだったが、うちに帰って倒れるように眠ってもずっとこのことでそわそわしていた。恥ずかしくさと情けなさと申し訳なさがどんどん新しく湧き上がってきてはゲル化し、あたまと体にまとわりついて染み込むようだった。


わたしはこういう後味が悪くてしょうもない夢をよく見るので、これもその類の夢の記憶だよねとやけくそな頭で思ってみたりもしたが、ベランダにたにくしょくぶちゅの土が二袋もあるのを見るとこの手厳しい現実に脳みそが萎縮する。



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